FAT(女性アスリート の3主徴)とは
1997年にアメリカスポーツ医学会が発表した「女性アスリートの三主徴」には、「無月経」「骨粗鬆症」とならんで「摂食障害」が三主徴の一つとして挙げられていましたが、この「摂食障害」については、2007年に「摂食障害の有無にかかわらないlow energy availability(利用可能エネルギー不足)」へ変更となっています。
Energy availability( 利用可能エネルギー)とは、食事からとる摂取エネルギーから運動により消費されるエネルギーを引いた残りのエネルギー量をさします。
これは基礎代謝や日常活動に使用可能なエネルギー量です。つまり、「low energyavailability」とは、運動によるエネルギー消費量に対して、食事などによるエネルギー摂取量が不足した状態をさし、この状態が続くと、卵巣を刺激する脳からのホルモン分泌(黄体形成ホルモンなど)が低下したり、骨代謝などを含む身体の諸機能に影響を及ぼすと考えられます。
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